- サナ通信
- 2015.11.16
サナ通信 Vol.10 糸状性細菌バルキングに最善の策を!
糸状性細菌バルキングに最善の策を!
《糸状性細菌バルキング対策の方向性》
活性汚泥排水処理でもっとも多いトラブルは処理水質悪化に直結する固液分離不全です。そして固液分離不全の中での最多原因は糸状性細菌バルキングですが、これが発生すると放流水質悪化に直結することから、どうしても沈降剤を用いてその場の処理水を得ることに注力することとなり、その根本的な解決には至らず、たくさんの時間と労力を費やすケースを多く目にします。
どうして糸状性細菌が発生するの?
1.主な原因は曝気槽への流入原水質
運転操作の不備がきっかけで発生することは非常にまれで、そのほとんどは処理する排水に原因があるとされています。実際、糖分排水が増加する繁忙期になると毎年のように糸状性細菌が発生するという施設や、排水中に沈殿する浮遊物が少なく、 慢性的な糸状性細菌とフロック形成不良で沈降不良に悩まされているケースも多くみられます。
糸状性細菌には種類があるの?
2.糸状性細菌は1種類ではありません
主要な糸状性細菌のタイプだけでも十数種類ほどあり、それぞれ繁殖環境要因が異なり多くの場合これが複合して出現しています。このことは糸状性細菌の発生原因や繁殖環境の判断を複雑化させ、その対策が一筋縄ではいかないことを容易に想像させます。
対策はあるの?
3.安心してください。あります!
弊社では糸状性細菌のタイプを見極め、糸状性細菌駆逐剤『SANA-BUSTER』で糸状性細菌を劣勢にすることに加え、サナ栄養剤を併用してフロック形成菌を優位にすることで根本的にバルキングから解放し、沈降性を改善させます。また運転操作でなるべく糸状性細菌の好む環境要因を排除することで糸状性細菌の再繁殖を予防します。
糸状性細菌駆逐剤『SANA-BUSTER』のご紹介
- 曝気槽にSANA-BUSTERを添加し、糸状体を切断・溶菌させることで糸状体量を減少させると共に糸状性細菌を不活性化していきます
- 適正添加率範囲では処理水質の悪化はほぼありません
サナでは問題や心配を抱えられたお客様に安心をお届けするため、現場経験豊富なスタッフと各種対応剤をスタンバイしております。お気軽にご連絡ください。電話でのご相談、現場調査など、親身に対応させていただきます。