- サナ通信
- 2013.11.27
サナ通信 Vol.1 冬季を迎える活性汚泥の問題点
冬季を迎える活性汚泥の問題点
冬季に入るこの時期、季に入ってゆくこの時期、活性汚泥はトラブル頻発時期に入ります。
季節の変わり目であるこの時期は、水温の変動などの外的要因、生産品目や生産量の増減などの内的要因が活性汚泥環境に不安定となる要素を与えます。とくに年末年始の増産時は水温低下による生物活性低下が起こるなかでの変動となるためよりトラブルが起きやすい状況となります。
このようなことが発生していませんか?
- 汚泥が軽くなり沈殿槽で汚泥が舞い上がる。→糸状性細菌が増えている可能性。→汚泥流出の危険。
- 曝気槽で泡が発生し、泡がスカム状に溜まる。→放線菌が増えている可能性。→曝気槽からの泡流出。
- 沈殿槽で汚泥の塊が浮かぶ。またはスカム状になる。→過剰に硝化が進んでいる可能性があります。→汚泥流出・スカムから悪臭。
- 汚泥の沈降性または処理水の透視度が急激に良くなってきた。→高DOになり過曝気となっている可能性がある。→処理水急変(茶濁・白濁)。
- 沈殿槽が白濁してきた。曝気槽汚泥の色が乳灰白色を帯びてきた。→負荷増加で未処理となってきている可能性がある→処理水BOD増加・悪臭発生。
- 汚泥沈降性改善プログラム
- 発泡改善プログラム
- 汚泥浮上抑制プログラム
- 透視度改善プログラム
- 能力復帰プログラム
- 脱臭プログラム
これらの問題は水温の低下や排水性質の変化、栄養素の偏り、負荷増減、DO変動などによって起こります。環境の変化によって活性汚泥の均衡は崩れ、選択や淘汰 の作用が起こり再び均衡が取れるまでの過渡期にその環境変化に強かった糸状性細菌などが繁殖してしまうのです。
サナではこういった問題を抱えられたお客様に安心をお届けするべく、現場経験豊富なスタッフと各種対応剤をスタンバイしております。電話相談から無料現場調査までお気軽にご連絡ください。
改善プログラムサナでは現在、放射性物質含有の為に保管を余儀なくされている有機脱水ケーキの減容化作業中においてあらゆる場所で発生する悪臭脱臭に取り組んでおり、その効果に高評価をいただいております。サナは放射能汚染問題の一刻も早い解決を応援しています。